北陸旅行(1) [雄山神社中宮祈願殿、富山城、etc]

どうもこんにちは。
さて、今回から、2016年の3月ごろに行った北陸旅行について書いていこうと思います。

この旅の主目的は、ずばり道元に会いに行くということでした。つまり、永平寺です。
仏教諸派の大半はそれこそ宗教的で、私は、その教義の本質には興味はありません。
しかし、禅宗、とりわけ曹洞宗、特にその中の永平寺派については、仏教の背景を借りてはいるものの、その本質はほとんど宗教的(呪術的)ではありません。
私には道元の思想を概説できるほどの知識は全くありませんが、独自の思索を行った道元という人物に興味がわき、永平寺に行きたくなったという次第です。
仏門に入るつもりは毛頭無いんですがね。

また、その他にも寺社、城、博物館も大量に回りました。

それでは北陸旅行1日目です。

出発

まず、例のごとく近畿から脱出です。夜行バスを利用。

翌朝4時20分という異様な早朝に、富山駅に到着しました。

まず、雄山神社中宮祈願殿に向かいます。
場所はここです。結構富山市中心部から遠い。

極寒の中暇をつぶし、6時30分ごろに電鉄富山駅から千垣駅へ向かいます。
7時ごろに千垣駅に到着。外は真っ白です。

なんとここで更に一時間待機です。凍えそうでした。

8時ごろに町営バスに乗り、程なく雄山神社中宮祈願殿に到着です。

雄山神社中宮祈願殿


積雪の影響もあってか、かなり荘厳です。
ここまで積もると、時代が200年マイナスされたように感じられます。

杉並木も美しい。

拝殿に到着です。

雄山神社とは、立山を神体としており、主祭神としては伊邪那岐神と天手力雄神を祀っています。
社格は、式内小社、越中国一宮、旧国幣小社、別表神社となっています。
かつては修験道が盛んであり、例によって神仏習合が進んでいました。
峰本社、中宮祈願殿、前立社壇の三つで構成されています。
山頂、山腹、山麓と、キーポイントにそれぞれ拠点が置かれている感じでしょうか。

今回は峰本社には行きませんでした。登山になりますからね。
この中宮祈願殿ですが、かつては芦峅寺と呼ばれていたようです。

この中宮祈願殿では、オリジナル御朱印帳があります。

こういったシンプルに昔の絵柄を使用しているタイプも好きですね。

続いて御朱印です。

正直私自身、他人の御朱印を見てもあまり面白くないのですが、前と同様、一応載せていきます。

また、立山曼荼羅のしおり(らしきもの)もあったので購入しました。笑

続いて、立山博物館に向かいます。
途中で布橋なる橋を見に行きました。

ブルシートと雪でよくわかりません。

また、道中の閻魔堂?でしょうか。江戸時代っぽい風景。

立山博物館

さて、立山博物館です。
ここでは、かつての立山修験道の解説などが、主要な展示内容となっています。
重要文化財の銅造男神立像や銅錫杖頭などが見れますので、行く価値はあると思います。
図録的な冊子を買いました。表紙の写真がその銅錫杖頭です。

続いて雄山神社前立社壇に向かうため、ふたたび千垣駅に戻り、岩峅寺駅に向かいます。
11時30ごろに到着です。

雄山神社前立社壇


豪雪地帯では、建物の入り口に、写真の様な三角形のものを置くことで、
通行を可能にしているようです。知りませんでした。
被写体としてはあまり好ましくありません。。。

境内の様子です。

拝殿です。結構でかい。

駅名でもわかるように、かつては岩峅寺と呼ばれていました。

ここでもオリジナル御朱印帳がありますが、デザインが好みではなかったので買いませんでした。
御朱印はこちらです。

さて、続いて富山市内に戻ります。
12時30ごろに駅を出発し、13時ごろに上本町駅に到着です。
日枝神社(富山市)に向かいます。

日枝神社(富山市)

着きました。

かなりでかいですが、バリバリのコンクリ造です。
都市部での新築がこうなるのは通例ですが、この真白と赤の対比といい、
こういう社殿はあまり好きではありません。

主祭神は大山咋神と大己貴命です。
社格は旧県社、別表神社です。

オリジナル御朱印帳がありますが、実は既製の御朱印帳に神社名を追加しただけのタイプだと思われます。
当時はそうとは知らずに買いました。まぁ、デザインはいいんですけどね。

御朱印はこれです。

続いて、路面電車に乗り、国際会議場前に到着しました。
富山城です。

富山城


富山城はかつて富山藩の藩庁でした。
この天守風建物は史実と異なる模擬天守で、コンクリ造です。
ですが、どうやら国指定登録有形文化財になっているようです。
史跡整備に関しても、この富山城は史実から逸脱していく一方のようで、現代の史跡整備政策としては異質です。好ましくありませんね。
もちろんぱっと見は綺麗なんですが。
内部も、パネル系展示ばかりであまりたいしたものは無かったと思います。

もう一枚

続いてこちらは富山城唯一の遺構、千歳御門です。市指定文化財のようです。

そしてすぐそこにある佐藤記念美術館です。

ここでは陶磁器の企画展が行われていましたが、私自身あまり興味が無かったので、
一応見学しましたが、内容は失念しました。

最後に、富山縣護國神社です。

富山縣護國神社


護国神社にありがちな、巨大な社殿です。
今見て気付きましたが、美保神社拝殿にそっくりですね。なぜなのでしょうか。
旧仮名使いに戻そうとかいう、クセの強いメッセージも発信していました。
ただ、確かお茶を出していただいたような記憶があります。ありがたいです。

御朱印はこれです。護国神社は専用の御朱印帳にまとめることにしました。
実は護国神社は、志納料が規定されていないところが多いです。
ここがどうだったかはちょっと忘れました…すいません。

ということで、北陸旅行1日目はここで終了です。
次回は2日目、瑞泉寺や瑞龍寺などです。
それでは。