どうもこんにちは。
さて、北陸旅行二日目後半です。
前回の瑞龍寺から、歩いて射水神社に向かいました。
北東に約25分ですかね。結構歩いています。
射水神社
射水神社は現在高岡城跡内にあり、明治時代にここに遷座したようです。
藩主を祀る系の神社でもないのに城内にあり、高岡城自体の史跡整備の観点からもあまり好ましくありません。
wikipediaによると、やはり結構強引に遷座を決定したようです。
拝殿前です。城自体の写真をもっと撮っておくべきでした。
私は未だに、ある武将といえばこれ、とか、ここで誰々が散っていった、というような城でもない限り、
現存であれ再建であれ何らかの櫓が無いと、あまりその城に興味が出ないんですよね。
後々後悔するやつです。
射水神社、主祭神は瓊瓊杵尊です。もともと二上神だったようですが、なぜこうなったか(私は)わかりません。
本殿は撮っていませんが神明造のようで、拝殿も神明造形式です。
旧国幣中社だけあって、やはり社殿は壮大です。明治の再建なので社殿に文化財指定は無いもよう。
別表神社、そして自称越中国一宮です。自称というのは、候補が複数あるからですね。
後の気多神社もそのうちの一つです。まあこういうことはよくあります。
駅に向かう途中で、高岡大仏があります。
日本三大佛第三位を名乗っている時点で行く気が失せていたので(笑)、外から写真を撮っただけです。
高岡市指定有形文化財のようです。
高岡市街は金屋町など町並みが見所でもあるのですが、今回は行けていません、また来ます。
さて、ここから伏木に向かいます。
高岡駅から伏木駅まで電車で移動、13時30分ごろに到着し、駅からすぐの勝興寺を目指します。
勝興寺
到着しました。
これは唐門です。国指定重要文化財です。
受付は総門前だったと思います。総門自体は撮り損ねました。
めちゃくちゃでかいです。流石の浄土真宗建築です。
破風部の装飾。
勝興寺の宗派は浄土真宗本願寺派です。
前回の瑞泉寺と同様に、北陸門徒宗の拠点でした。
ここはとにかく伽藍がすばらしく、おそらく入れたのは本堂だけだった気がしますが、
境内の建築物のほとんど(12棟)が国指定重要文化財です。
続いて鼓堂。重文です。城の櫓に見える。
鼓堂の奥を見てもわかるように工事中で、全ての建物は撮れていません。
続いて、ここから北西にある気多神社に向かいます。
気多「大社」ではないので要注意です。別物です。
勝興寺から歩いて15分ぐらいでしょうか。ただ最後は坂道でわりとしんどいです。
気多神社
この坂道を登れば到着です。私は激重キャリーを運んでいたので、これはかなりきつかったです。
登りきりました。ちょっと進んで、振り返った写真です。奥が階段。
境内。
この気多神社に来て、ようやく自分なりに神社の楽しみ方、魅力がわかりました。
神社とは、人工物が自然を恐れ敬いつつも共存している、その雰囲気を感じて楽しむものだということです。
パワースポットなど、スピリチュアル系のもの言いは明らかに誤っており、嫌いなので書きませんが、シンプルに持つ感覚は皆同じです。
ここ気多神社、かなり良いのでおすすめです。
そして本殿ですが、なんと撮っていません。
三間社流造、室町時代後期建造の重要文化財なんですが、撮ってないんです。
今でもですが、本殿、あまり興味が出ないんですよね。拝殿と違ってだいたいどれも同じに見えるので。
大きな特徴、例えば極彩色であったり、異様に高密度な彫刻が施してあったり、建築様式が
特異であったりなどすれば、注目するんですが。
まあ詰まるところ、その他の様々な違いを楽しめない私が低レベルなだけなんですよね。笑
もちろん今再び行けば撮りますが、それでもやっぱりあまり興味はありません。
はい、気多神社の主祭神は 大己貴命、 奴奈加波比売命です。
社格は旧県社、そして自称越中国一宮です。
そして御朱印ですが、社務所が先ほどの階段の下にあり、書置きがありました。
吉日というのがいいですね。
言うまでもありませんが、ちゃんとお金は払いましょう。
この後時間がまだあったので、近くの高岡市万葉歴史館に行きました。
ですが…行く価値があるかは微妙なところです。
万葉集にかなり興味がある人なら感想は違ってくるかもしれませんが、
展示に工夫は感じられるものの、実際の資料展示はあんまり無く、素人には微妙だと思います。
以上でこの日は終わりです。
このあと伏木駅に歩いて戻り、そこから石川県に入り、七尾駅に向かいました。
そうです、かつての曹洞宗第二の拠点、総持寺祖院に行くためです。
というわけで次回は、その総持寺祖院、そして妙成寺です。